文化財防火デー防災訓練

 昭和24年1月26日に世界最古の木造建造物である法隆寺金堂の壁画が焼損したことを契機として、この日を文化財防火デーと定め、教育委員会、各消防署、文化財所有者等が連携協力して文化財を守る防火運動が展開されています。

春日部市においても、昭和61年から文化財防火デーにあわせて市内文化財を守るための防災訓練を地元の皆さまのご理解、ご協力をいただき実施しております。
 
 今年は、去年3月に市文化財に登録された富士塚がある庄和地域の水角神社において、地元自治会の皆さんや消防団のご協力をいただき、通報訓練や文化財搬出訓練、バケツリレー、放水訓練、消火器訓練などをおこないました。

毎年寒い時期の訓練ですが、多くの皆さまのご参加をいただきましたことに、心から感謝申し上げます。

「水角神社の富士塚」は、江戸後期に富士山信仰に基づいて築造された富士塚で、山容は当時のまま良好に保たれるとともに、高さ約5.17メートルは、市域でも上位の高さです。
約150年にわたり、地元の方々に守られ、お祭りなどコミュニティの中心として親しまれてきたことは、民俗学的見地からも貴重な資料として位置付けられます。

市内にはこのように長年にわたり、私達の生活に密着した文化財が多数あります。
ぜひ、改めて、その価値を実感していただくためにも、実際にお足運びいただければと思います。

《市内文化財情報はこちらから》

 このように人々に親しまれてきた文化財ですが、6年前には市内の神社において賽銭を盗み、証拠隠滅のために放火をおこなう犯罪が発生し、数百年におよぶ貴重な文化財が焼失するという非常に残念な事例が発生しました。

その際、緊急に全地域の自治会代表者の皆さまにお集まりいただき、自主防犯パトロール活動などの協力をお願いし、無事に犯人を捕まえることができましたが、やはり、ふるさと春日部は自分達で守るという意識に勝る、防犯活動はないと確信しております。

そして、古くからのこのような意識の象徴が、有形、無形問わず市内に54もある文化財という、私達の宝であります。
これからも、いにしえの方々が現代に引き継いでくれたこの素晴らしい財産を、その価値はもちろん、込められた想いまで含めて、次の世代に引きついでいきたいと思います。

私、石川良三は,日本一幸せに暮らせる街、春日部を目指します。
Copyright (C)2009 Ishikawaryouzou. All Rights Reserved.