古代ロマン・神明貝塚

 春日部市内には、縄文時代の貝塚である豊春地区の花積貝塚や、6〜7世紀の古墳である内牧地区の内牧塚内古墳群など、史跡を多数有しており、それぞれで土器や石器、土偶など古代ロマンの薫る考古学的な文化財が発見されております。

そして、現在も市内では、世紀の大発見に繋がるような資料を求めて発掘作業を進めており、中でも庄和地域内の「神明貝塚」は、次から次へと新たな発見があり非常に楽しみなスポットであります。
 神明貝塚は、今から約3,500年前の縄文時代の貝塚で、東西140m、南北160mの規模で広がる県内でも保存状態が非常に素晴らしく、埼玉県選定重要遺跡に指定されています。

近辺は土地の表層にヤマトシジミなどの貝殻が散布しており、一目で貝塚の存在を見ることがきるので、近隣の小学生に発掘体験などをおこなってもらいながら、将来に向けての文化遺産として保存していきたいと考えております。

今回の発掘作業では、地表下30センチから人骨3体が発見されるとともに、近辺からは土偶や翡翠(ひすい)が発見されており、外部のムラとの交流をうかがい知ることができます。

また、火を使った跡が多数でているとともに、一部では原始的な“灰塩作り”の可能性もあり、海産資源を最大限利用していた縄文時代の暮らしが想像されます。
 私も考古学の専門的なものになるとわかりかねますが、少なからず私たちの先祖が生活していた痕跡に触れることは、非常にワクワクしますし、3500年の時を経て再び人の目に触れる出土品の数々からは悠久の時を感じることができます。

今後、大事に保存しながら、さらなる調査を重ねてまいりますが、調査が終わった後には、市民の皆さまにも、ぜひともご覧いただきたいと考えております。

さて、現在も教育センター1階の郷土資料館において、これまで春日部市で発見された貴重な資料が古代から現代にいたるまで展示されております。

また、企画展として「春日部・糟ケ辺・糟壁・粕壁―戦国から泰平へ―展」も7月20日から開催を予定しており、江戸時代前後に名を馳せた武将の書状やその当時の暮らしをご紹介していきます。
ぜひ、夏休みの機会を通じて、これまでの春日部市の歴史に触れながら時代の移り変わりに想いを馳せてみてはいかがでしょうか。

〈企画展詳細はこちらから〉
http://www.city.kasukabe.lg.jp/bunkazai/event/54kikakuten.html

私、石川良三は,日本一幸せに暮らせる街、春日部を目指します。
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