令和3年度施政方針(主な取り組み)
【新型コロナウイルス感染症への対応】

 はじめに、新型コロナウイルス感染症への対応について申し述べます。
昨年は、この感染症の拡大により、小中学校の臨時休業や、様々な事業やイベントの中止など、苦渋の決断ではありましたが、市民の皆様にご迷惑、ご心配をおかけしました。皆様には、生活に不安を抱えながらも、人との距離を取る、マスクを着用する、手洗い・うがいを忘れない、といった感染防止に努めていただき、心から感謝申し上げます。
また、医療や介護の最前線で、感染のリスクと隣り合わせの中、従事される皆様に心から敬意を表するとともに、深く感謝申し上げます。
さらに、市民の皆様や事業者の皆様から、マスクをはじめたくさんのご寄附、ご寄贈をいただきました。皆様のご厚意に改めて感謝申し上げるとともに、新型コロナウイルスに、ともに立ち向かおうという連帯感を感じ、大変心強く思いました。
加えて、議員の皆様からも感染症対策や支援策として、様々なご提言をいただき、まさにオール春日部で、この困難に取り組んできたと感じております。
<市立医療センター>
 これまでに実施してきた取組を申し上げますと、まず感染症対策では、市立医療センターにおいてコロナ専用病棟を設け、人工呼吸器を増設するなど、感染症患者の受け入れ態勢を強化してまいりました。昨年の2月から本年の1月までで約200人の入院患者を受け入れ、市民の皆様の健康と命を守る拠点としての使命を果たしております。また、春日部市医師会との連携のもと、小児救急夜間診療所において発熱外来を開設し、PCR検査を実施しております。
一方、市民生活への支援としましては、まず、国の特別定額給付金について、いち早くプロジェクトチームを組織し、99.8%の市民の皆様に、迅速に給付金をお届けいたしました。また、本市独自の取組として、水道基本料金の4か月分全額無料化、経済的に厳しい家庭の子どもたち一人あたり3万円の臨時支援金の支給、新生児の健やかな成長を応援する10万円分の特別給付金の支給、学びの機会が制限されている高校生世代への図書カードの配布、75歳以上の高齢者への市内共通商品券の贈呈など、あらゆる世帯や世代にもれなく行き届くよう、様々な支援を実施いたしました。
さらに、事業者への支援としましては、ビジネスサポート応援給付金の支給、「新しい生活様式」を支援する補助金の創設、経営相談・経済支援手続きサポートセンターの開設、プレミアム率30%のプレミアム付商品券を10万冊発行するなど、個人事業者、中小企業の事業継続を支援し、市内経済の維持回復を図る取組を実施いたしました。
これら、総額286億円にものぼる新型コロナウイルス対策事業を、着実に推進することができましたのは、多くの団体や市民の皆様のご協力によるものであり、心から感謝申し上げます。また、このような中で、事業者の皆様自らの発案による「#春日部コロナアクション」という取組も始まり、官民一体となって立ち向かう機運ができました。
新型コロナウイルス感染症の収束は未だ見えておらず、予断を許さない状況にありますが、新型コロナウイルスワクチンの接種に向けて、関係機関の皆様と連携協力を図りながら、準備を進めております。さらに、市民活動や事業者への支援についても継続して実施し、皆様の「新しい生活様式」に対応したライフスタイルを応援してまいります。
穏やかな日常を取り戻す日は、必ずやってまいります。それまで希望の火を灯し続け、この難局をともに乗り越えていきましょう。
このイメージ図はあくまで市が作成したものであり、
関係者と調整したものではありません。
東西市街地が一体となったまちづくり
鉄道の高架化が目に見えて動き出しています
【未来に向けたまちづくり】

 このような困難な局面においても、未来に向けたまちづくりは、成長戦略として重要です。令和2年度においても、各分野において本市の将来を見据えた事業を着実に進めてまいりました。
主なものを申し上げますと、春日部駅付近連続立体交差事業では、用地交渉や、春日部駅東口交番の移転工事が始まっております。いよいよ、目に見えて現場が動き出しました。こうした動きを契機に、自治体としては初めて、東武鉄道株式会社と包括的連携協定の締結を行い、さらなる連携強化を図ってまいりました。
自治体との包括的連携協定締結は初めて!!
 本庁舎移転建替えについては、だれもが利用しやすい人に優しい市役所、環境性能が高く災害に強い市役所、市民の活動を発表する場の設置など市民の皆様に親しまれる市役所を目指した実施設計が終了したことから、次世代につながるまちのシンボルとなるような新しい市役所を建設してまいります。
また、北春日部駅周辺地区においては、土地区画整理準備会、事業協力者及び市が協働して、約1千戸、3千人が生活する、他にはない新たな付加価値をもったまちの整備に向けて、協議を進めてまいりました。
赤沼・銚子口地区においても豊野工業団地の拡張として、新たな雇用を生み出す産業団地整備を埼玉県とともに進めております。
これらの大規模事業が動き始めることで、事業を取り巻く周辺も含めて、大きな経済的波及効果をもたらすことができます。経済効果を一日も早く実感いただけるよう、関係者の皆様としっかりと連携を図りながら進めてまいります。

また、市制施行15周年を契機に、多くの市民の皆様のご協力により、取組を進めてまいりました春日部市民憲章が、市議会全会一致で議決をいただき、令和3年1月1日に制定されました。この市民憲章が、市民の皆様により広く、より深く浸透するよう、リーフレットの作成や、小中学生の協力によるPR動画の作成なども行ってまいりました。今後さらに広く伝えていくことで、まちをより良くする行動が市民の皆様の間に広がっていくことを期待しています。
さらに、県内初となる保育所と児童発達支援センターの複合型子育て支援施設「パレットやぎさき」については、充実した環境で質の高いサービスが提供できるよう着実に準備を進め、令和3年4月にオープンいたします。


このように、様々な関係者の皆様のご協力のもと、未来に向けたまちづくりを進めております。本市が次なるステージに上がり、さらに飛躍できるよう、各施策をしっかりと展開してまいります。
【SDGsの推進】

 本市は昨年7月に内閣府からSDGs未来都市に選定され、17のゴール達成に向けて、地域の先導役として取組を開始しております。まずは、市民の皆様に分かりやすくSDGsを伝えるために、本市オリジナルのSDGsロゴとあわせて、リーフレットを作成したほか、「春日部市役所プラスチック・スマート宣言」に基づき、私を含め、市職員が率先してプラスチック削減への取組を進めております。
また、志を同じくする市内外の様々な方々と連携し、持続的なまちづくりや地域課題の解決を目指すため、かすかべSDGsパートナーズを創設いたしました。現在、約80の団体に登録いただき、地域全体でSDGs達成に向けた流れや動きが生み出されるよう、情報交換や交流を深める取組を始めております。
さらに、本市では、人口の社会増の傾向が続いており、特に30代の子育て世代の転入超過が見られるようになっております。未来都市のテーマにもある「春日部2世、3世へと住みつなぐ、“世代が循環するまち”」の実現に向け、「経済」「社会」「環境」の三側面をつなぐ、生活エリアの質の向上を図る取組を進めてまいります。
中でも、武里団地の人口減少や超高齢化に歯止めをかける取組として、UR都市機構にもご協力をいただきながら、多くのステークホルダーの皆様とともに、武里団地を含む周辺エリアの再生に取り組んでまいります。
SDGs未来都市に選定されました!
【市政運営の新しい形】

 令和3年度は、これからの市政運営における大きな転換の年になると考えております。新型コロナウイルス感染症の拡大防止を図るなかで生まれた、新たな価値観のもとでは、これまでとは異なる市政運営の変革が必要です。
SDGsの取組をはじめ、Society5.0の視点を取り入れた「第2期春日部市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を進めるとともに、「第2次春日部市総合振興計画後期基本計画」の検討をスタートしてまいります。また、県内で初めてのエコアクション21認証自治体として、温室効果ガスの排出を2050年までに実質ゼロにするという政府目標を実現するために、市民の皆様、事業者の皆様と連携、協力して取り組んでまいります。さらに、新本庁舎への移転を見据え、様々な行政改革を進めて、「新しい生活様式」に対応した市政運営を進めてまいります。
このような新しい取組に向けて、議員の皆様をはじめ、市民の皆様と協力しながら、私自身が先頭に立ち、全市一丸となって、先進的で持続可能なまちづくりに、果敢にチャレンジしてまいります。
【予算編成の概要】

令和3年度の当初予算につきましては、SDGsの17のゴール達成を目指し、本市が目指す将来像「つながる にぎわう すまいるシティ 春日部」を実現するため、3つの重点プロジェクト「子育て・健康長寿」、「まちの拠点整備・経済発展」、「安心・安全・持続可能なまち」を中心に、予算編成に取り組みました。
特に、新型コロナウイルス感染症への対応とともに、未来に向けたまちづくりの骨格となる事業を着実に推進できるよう、編成してまいりました。
その中で、歳出事業における主な特徴を3つの重点プロジェクトに沿って申し上げます。

 1点目は、「子育て・健康長寿」への取組でございます。
新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種の実施をはじめ、待機児童解消や障がいのある子どもたちへの療育支援の充実に向け、複合型子育て支援施設を開所するほか、多子世帯に対する経済的な負担の軽減に向けた学校給食費の補助、高齢者を対象とした地域での健康相談・健康教育の実施など、子育てが楽しい、元気でいきいきと笑顔で暮らせるまちの実現に取り組んでまいります。
小・中学校等に在籍する第3子以降の学校給食費を全額補助します
2点目は、「まちの拠点整備・経済発展」への取組でございます。
中心市街地の一体化、地域の活性化に向けた、春日部駅付近連続立体交差事業と周辺のまちづくりの推進をはじめ、子育て世代を中心に多くの世代から選ばれるまちを目指す北春日部駅周辺地区の土地区画整理事業、赤沼・銚子口地区において豊野工業団地の拡張として埼玉県と共同で行う新たな産業団地の整備、外部専門家の支援を受けながら、商店街の魅力向上に向けた取組の実施、結婚新生活への支援として住居費や引越費用の一部を補助するなど、だれからも選ばれる、魅力的でにぎわいのあるまちの実現に取り組んでまいります。

3点目は、「安心・安全・持続可能なまち」への取組でございます。
子どもたちをはじめ市民の皆様が安全で安心して暮らせるために、通学路における街頭防犯カメラを増設するほか、100㎜/h安心プランに関連する治水対策の推進、災害情報の入手が困難な方に向けた災害情報配信など、未来へつながる、みんなでつくる安心・安全なまちの実現に取り組んでまいります。
局地的豪雨による浸水被害の早期軽減を図るため、
河川等の整備を行っています
谷中橋付近から見た、工事が進んでいる準用河川安之堀川
本市は、浸水被害の早期軽減を図るため、平成27 年に埼玉県で初めて、唯一の「100 mm/h 安心プラン」の登録を受けました。令和2年度は、準用河川安之堀川の一部で護岸堤防のかさ上げ工事を行っています。
 以上の点に重点をおきながら、他の施策とのバランスも考慮した結果、令和3年度当初予算案の額につきましては、一般会計予算765億5千万円、対前年度比で13億1千万円の増額、比率では1.7%増の予算額となるものでございます。
また、特別会計予算は 462億 522万9千円
   公営企業会計予算は 275億3,283万8千円
全会計予算総額 1,502億8,806万7千円 となるものでございます。
【主な施策の概要】

続きまして、「第2次春日部市総合振興計画前期基本計画」における7つの分野別に、主な取組を、順次、説明申し上げます。

■基本目標1 子育て・教育分野
最初に、基本目標1「子どもが幸せに育ち、生きる力をはぐくむまち」を目指す「子育て・教育分野」でございます。
出産や育児に希望が持てる地域社会の確立につきましては、新生児の聴覚スクリーニング検査に対し、最大5,000円までの公費助成を実施してまいります。さらに、児童生徒を3人以上養育する多子世帯の保護者に対し、3人目以降の学校給食費を全額補助するなど、子育て世帯への経済的支援を拡充してまいります。
また、科学にふれあい、子どもたちの未来の夢を育む(仮称)科学技術学習児童館の整備に向け、武里団地内を建設候補地として、施設の複合化や民間活力の活用についての検討を進めてまいります。
仕事と子育ての両立支援につきましては、令和3年4月に開所する複合型子育て支援施設「パレットやぎさき」において、定員120名の八木崎保育所を開設し、保育所の待機児童解消を図るとともに、病児保育事業など、多様化する保育ニーズに対応してまいります。
「生きる力」を育む学校づくりの推進につきましては、子どもたちにとってより良い水泳授業が実施できるよう、江戸川小中学校に続き、藤塚小学校においても水泳授業の民間委託を開始するとともに、そのほかの学校においても、水泳授業についてより効果的な形態を調査研究してまいります。
また、小学校3校、中学校1校、義務教育学校1校にコミュニティ・スクールを導入し、今まで以上に、学校の運営や課題に対して、広く保護者や地域の皆様が参画できるようにしてまいります。
さらに、GIGAスクール構想に基づき、児童生徒に一人一台整備したタブレット端末により多様な授業を展開し、子どもたちの確かな学力の育成を図ってまいります。
充実した学校環境づくりの推進につきましては、小学校11校において特別教室のエアコン整備工事を実施するとともに、小学校3校において校舎のトイレ改修工事を実施してまいります。
児童発達支援センターと保育所が一体となった
「パレットやぎさき」(愛称)が開所します
■基本目標2 福祉・保健・医療分野
次に、基本目標2「いつまでも健康でいきいきと暮らせるまち」を目指す「福祉・保健・医療分野」でございます。
高齢者の生活支援につきましては、認知症などにより一人歩き行動がみられる高齢者を早期に保護できるよう、QRコードシールを活用した対策ツールを導入し、認知症高齢者と介護する家族が安心して暮らせる見守りの仕組みを作ってまいります。
介護を受けないための予防の推進につきましては、いきいきシニアライフ応援事業として、健診結果を活用し、医療専門職が高齢者への保健指導などの個別的支援を実施するとともに、高齢者の通いの場に出向き、健康相談・健康教育を実施することで保健事業・介護予防を一体的に進め健康寿命の延伸を図ってまいります。
障がい者(児)の自立と生活支援につきましては、児童発達支援センター「ふじ学園」の複合型子育て支援施設「パレットやぎさき」への移転に伴い、定員を30人から60人に倍増させるとともに、重症心身障がい児を受け入れてまいります。
生活保護と自立の支援につきましては、これまでの取組に加え、就労の準備や家計の立て直しなど、早期の生活再生に向けた支援を行ってまいります。
病気の予防と早期対策の充実につきましては、関係機関と協力して新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種の実施体制を早期に整備し、市民の皆様が安心して接種を受けられるように進めてまいります。
地域医療提供体制の充実につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するために、埼玉県と医療機関及び春日部市医師会が行う診療・検査実施体制の構築に対し、引き続き最大限の連携協力を行い、感染の疑いがある患者への早期対応と、市内医療機関の診療体制の維持を図ってまいります。
市立医療センターの基幹機能の充実につきましては、現在24床備えている、コロナ専用病棟における感染症患者の受け入れ態勢の充実と、救急医療や地域で不足する専門医療の充実を図り、感染症対策や医療連携体制を支える地域の基幹病院としての役割を担ってまいります。

■基本目標3 市民参加・文化・スポーツ分野
次に、基本目標3「市民が主役となって活躍し、生きがいを持てるまち」を目指す「市民参加・文化・スポーツ分野」でございます。
男女共同参画の推進につきましては、各種審議会の女性委員比率30%を目指すなど、あらゆる分野で男女が共に活動するジェンダー平等の実現に取り組んでまいります。
社会教育の充実につきましては、「図書館リストランテ」で、本に登場する料理を学校給食で提供することにより読書への関心を高めるとともに、家にいながらスマートフォンやタブレット端末などを使って、手軽に読書を楽しむ電子書籍サービス「かすかべ電子図書館」のさらなる充実を図ってまいります。
郷土の歴史と文化遺産の保護と活用につきましては、市民の共有財産である文化財を健全に保存するとともに、関連文化財群としてパッケージ化することにより、本市独自の魅力として発信し、市民との協働による観光やまちづくりの分野への活用を促進するため、「文化財保存活用地域計画」の策定に取り組んでまいります。
スポーツ・レクリエーション活動の推進につきましては、延期となっている東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に際して、聖火リレーやコミュニティライブサイトを安心・安全な形で実施し、市民の皆様が大会の感動を分かち合える場を提供してまいります。
また、ウイング・ハット春日部周辺の整備に向けた(仮称)総合体育施設整備基本計画を策定するとともに、引き続き計画用地の取得に努めてまいります。

■基本目標4 環境・防災・生活分野
次に、基本目標4「恵まれた自然の中で安心安全に暮らせるまち」を目指す「環境・防災・生活分野」でございます。
環境にやさしい持続可能な取組の推進につきましては、政府が提唱するゼロカーボン社会の実現を目指して、市公共施設で使用する電力の調達を、再生可能エネルギーへ転換するなど、積極的に対応してまいります。
ごみ減量・リサイクルの推進につきましては、スプレー缶とライターの無害化処理、及び使用済小型電子機器のリサイクル処理を進めることで、環境に配慮した廃棄物の処理を、さらに推進してまいります。
災害に強いまちづくりの推進及び地域の防災力の確立につきましては、災害情報の入手が困難で配慮が必要な方に向けて、避難情報などをプッシュ型方式で配信し、誰一人取り残さないよう対策を充実させてまいります。
消防・救急・救助体制の充実・強化につきましては、老朽化した武里分署の移転建替えのための、用地購入を進めるとともに、新築工事の実施設計を行ってまいります。
犯罪抑止のまちづくりの推進につきましては、市内の小学校及び義務教育学校13学校区の通学路に街頭防犯カメラを増設し、子どもたちをはじめ、市民の皆様の安全を見守ってまいります。
交通安全対策の推進につきましては、春日部警察署と連携して「ゾーン30」の整備を計画的に進め、生活道路における自動車の速度抑制対策を行うことで、歩行者などの通行の安全を図ってまいります。

■基本目標5 観光・産業・経済分野
 次に、基本目標5「地域の資源を活かした魅力あふれるまち」を目指す「観光・産業・経済分野」でございます。
魅力ある観光資源の連続性向上と情報発信につきましては、春日部市観光協会の法人設立を支援することにより、観光競争力の強化を図り、観光まちづくりを進めてまいります。併せて、体験型観光や周遊ツアーなどの事業展開を進めるとともに、タイムリーな観光プロモーションを実施し、地域のにぎわいと交流人口の増加につなげてまいります。
中心市街地にふさわしい活気あふれる商店街の形成につきましては、NEXT商店街プロジェクトにおいて、外部の専門家の支援を受けながら、意欲の高い若手商業者の皆様を主体とし、商店街の魅力を高める取組を実施してまいります。
身近で楽しめる商業環境の充実につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けている、飲食業をはじめとする市内の個人事業者、中小企業の事業継続を引き続き支援し、市内経済の維持回復を図ってまいります。
農業が継続的に行われる環境整備につきましては、農業従事者の高齢化や後継者不足に対応するため、担い手となる農家へ農地の集積を加速化し、農地の維持を図ってまいります。
また、小平地区において、農地の権利者の皆様のご協力のもと、埼玉県と連携し、基盤整備に必要となる事業計画書の作成や経済効果の算定を進めてまいります。

■基本目標6 都市基盤分野
次に、基本目標6「人々が集い、にぎわいのある快適なまち」を目指す「都市基盤分野」でございます。
魅力とにぎわいのある中心市街地の創出につきましては、春日部駅付近連続立体交差事業の早期完成に向け、地域の皆様のご理解をいただきながら、引き続き用地取得に努め、埼玉県、東武鉄道株式会社との強固な連携のもと、関係者の皆様と一丸となって早期完成に向けて推し進めてまいります。
また、旧商工振興センター跡地の活用に向けて事業者選定の作業を進め、市全体のにぎわいの創出、中心市街地の活性化を図ってまいります。
さらに、中央一丁目地区まちづくり方針の策定に取り組み、中心市街地におけるにぎわいのあるまちづくりを、さらに前へと進めてまいります。
活力あるまちの創出につきましては、北春日部駅周辺地区において、コンパクトでスマートに暮らすことのできる、さまざまな世代から選ばれるまちの構築に向けて、都市計画変更の手続きと土地区画整理組合の設立を進めてまいります。
計画的な土地利用の推進につきましては、赤沼・銚子口地区の産業団地整備において、都市計画変更に向けた協議を引き続き進めるとともに、埼玉県による土地利用計画の確定に伴い、権利者の皆様から合意書をいただき、事業を進めてまいります。
世代がつながる居住環境の推進につきましては、結婚に伴う新生活への支援として住居費と引越費用の一部に対し最大30万円の補助を行うとともに、空き家活用を支援することで、少子化対策の強化及び移住・定住を促進してまいります。
親しみのある公園の形成と緑化の推進につきましては、内牧公園と豊野町第1公園の公園遊具を更新するとともに、地域の皆様の意見も取り入れて中央町第2公園のリニューアル工事を進め、子どもから高齢者まで、幅広い世代が集う公園へと改良してまいります。
総合的な治水対策の推進につきましては、100㎜/h安心プランに位置付けられた安之堀川の護岸改修工事を引き続き進めてまいります。さらに、会之堀川第一幹線の整備工事を進めるとともに、旧古隅田川の浚渫を行い、浸水・冠水被害の軽減を図ってまいります。

■基本目標7 行財政分野
次に、基本目標7「市民の期待に応え、信頼される行政を推進するまち」を目指す「行財政分野」でございます。
戦略的・計画的な行政運営の推進につきましては、分散している窓口の集約など利便性が高く、また新たに設置するまちのコモンスペースに多くの方が集い、さらに環境に優しく災害に強い庁舎として、新本庁舎の建設工事を進めてまいります。
また、新本庁舎への移転を視野に入れ、市民の皆様が容易に参加できるオンライン会議の推進や押印文書の見直しなど、市民サービスの拡充につながる行政改革の推進に積極的に取り組んでまいります。
さらに、SDGs未来都市として、市が先導役となり、多くのSDGsパートナーズと連携し、市民の皆様と足元からできる取組を進め、未来を担う子どもたちに魅力あふれる春日部を大切につなげてまいります。
シティセールスの推進と広報の充実につきましては、令和2年11月に、日本地域情報コンテンツ大賞2020読者投票部門第1位、自治体PR部門優秀賞を受賞した「クレヨンしんちゃんのなるほど春日部マガジン」の第3弾を発行し、市の魅力を全国に発信するとともに、移住相談問い合わせフォームを設置し、市外の方が春日部の魅力に触れる機会を提供してまいります。
窓口サービスの向上につきましては、ポストコロナを見据え、市税や保険料、保育料のインターネットを活用したキャッシュレス決済の方法をさらに増やし、自宅にいながら納付できるようにしてまいります。

以上、令和3年度を迎えるにあたりまして、市政運営の基本的な考え方と主な施策の概要を述べさせていただきました。

「明けない夜はない」といいます。新型コロナウイルス感染症に打ち勝ち、「新しい生活様式」の中で、いきいきと生活ができる日が必ずやってまいります。その日が一日も早く訪れるよう、これからも全力で取り組んでまいります。引き続き、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

春日部市民憲章にも表されているように、私たちの子どもや孫、その先のまだ見ぬ子どもたちの時代に想いを馳せ、この住み良い「春日部のまち」をより良い形で将来につないでいけるよう、住む人も訪れた人も、笑顔で幸せを実感していただけるまちを、一丸となって築いてまいりましょう。

そして

このまちで

ともに生きましょう